先進事例

2021年度最優秀賞

タスク・シフト/シェア・多職種連携

小児集中治療室で取り組む特定行為実践とタスクシフト~効率的で安全・安心な看護の提供を目指して~

施設名 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター(東京都)
種別 病院
病床規模 病床規模 561床 従業員数 925名 看護職員数 635名
受賞理由小児専門病院という特性から処置やケアの難易度が高く、診療の補助業務を医師が担っていたことによる看護業務の滞りを、特定行為研修を修了したPICU看護師の活用による医師業務のタスクシフトにより、看護業務の円滑な遂行と患者へのタイムリーな介入を目指した取り組みである。医師業のタスクシフトにより、年間で約400時間の医師業務時間の削減、医師の迅速な支持・処置へとつながり、看護師の業務指示待ち時間の削減につながった。その結果、最大で8時間という患者の待ち時間を大幅に減少し、患者にタイムリーな症状緩和を図ることを達成している。また、待たされる、ケアができない、予定通りに進まないといった看護師の精神的ストレスが軽減した。さらに、医師と看護師が円滑なコミュニケーションを取りながら、患者に必要な治療、処置をタイムリーに提供するだけでなく、異常等の早期発見にもつながった。組織全体で医師から看護師へのタスクシフトに取り組み、成果を上げた点が高く評価された。
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取り組み
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