先進事例
2019年度特別賞
AI・ICT等の技術の活用,タスク・シフト/シェア・多職種連携,業務改善
総合滅菌管理システムAriesによる労働生産性の向上と働き方改革の実現
施設名 | 福井大学医学部附属病院(福井県) |
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種別 | 病院 |
病床規模 | 病床規模 600床 従業員数 1460名 看護職員数 671名 |
受賞理由 | 医療機器の滅菌管理業務は専門性が高く、その専門的技能の習得には多くの時間を要する。手術件数の増加や在院日数の短縮は、手術部看護師の業務量負荷に直結することに加え、業務の専門性の高さによる定着率の低さ等から、人材不足等が課題であった。そのため本取り組みでは、滅菌管理部と手術部を結ぶ総合滅菌管理システムの導入により、滅菌管理業務のIoT(Internet of Things)化や器械等の位置情報をリアルタイムで取得できるようにした。 これにより、看護師2名で行っていた手術後の器械カウントについて看護師1名の確認作業の削減や、緊急手術申込時の準備等において手術部看護師の迅速な判断に繋がる等の看護業務の効率化が図れた。さらに、労務費の削減(2015年から2018年において14,426千円)、手術器具の組み立てミス発生率の60%減少、業務負担が軽減する中での手術件数の増大等の成果が得られ、効果の高さと先進性が評価された。 |
参照データ | |
取り組み 紹介動画 |